白花豆の栽培・育て方
目次
白花豆の栽培・育て方
白花豆(白花インゲン)の栽培 条件・準備するもの
白花豆は、花豆類の性質やつる性である特徴をふまえて栽培しましょう。
それが、白花豆を元気に育て、大粒の白花豆を収穫するコツです。
白花豆を栽培する条件
白花豆は冷涼な土地・気候を好みます。
その為、現在日本では北海道に白花豆の農家さんがたくさんおり北海道で主に栽培されており、一部長野県でも栽培されています。どちらも涼しい土地ですね。
白花豆は、花が咲く7月に気温が30℃を超える日が何日も続くと、花が落ちてしまうので実も成りません。
白花豆の栽培は、なるべく涼しい場所で行って下さい。
また、白花豆は日当たりと水はけの良さを好みます。
そのような場所を選んで種まきをして下さい。
準備するもの
1. 白花豆の種
確実に芽を出したい場合は、「芽出し」をします。
芽出しは、半日水に浸けた種を濡れたタオルやキッチンペーパー等で包み、タッパー等に入れて保管します。
数日して白い根が出てきたら、根を下に向けて畑に植えます。
2. 支柱 農耕用でなくても、さお竿等2m~2m50cm位の高さのあるものなら大丈夫です。
3. 肥料 家庭菜園で使われる一般の「野菜用の肥料」でチッソ、リン、カリウムの三要素が入った物。
土づくりと種まき
白花豆の種まきは、霜が降りなくなった5月下旬~6月上旬の温かい時期に行います。
1. 土が細かくなるまでよく耕します。土をなるべく細かくすることが、白花豆を丈夫に育てるコツです。
2. 深さ10cmのうねを作る作業をします。
うねとうねの間は75cmとるようにします。
そこに肥料をまきます。
肥料の量は、入っていた袋に書いてある量を参考にして下さい。
3. 白花豆の種を向かい合わせに2粒ずつうねにまいていきます。
この時、種は75cmあけて2粒ずつまいていきます。
土を白花豆の種の上にかぶせて、手で軽く土を押さえます。土は5cm以上白花豆の種にかぶるようにします。
生育中はできる限り余計な雑草を防除するようにしましょう。
支柱を立てる
7月上旬頃、白花豆の葉が10cm位の大きさになったら支柱を立てます。
支柱は白花豆の種を植えたうねの両側から2本ずつ、両側から4本を中央で束ね、紐等で固定します。
ツルが伸びてきたら、1本1本支柱に反時計回りに巻き付けてやり、テープ等で固定します。
この時、ツルは支柱にきつく巻き付けると白花豆の茎が枯れてしまうので、緩めに巻いて下さい。
収穫
10月に入り、実のさやが黄色くなってきたら白花豆が熟したので収穫します。
黄色く枯れているツルを支柱からはずし、根を切り落として風通しの良い場所で半月ほど自然乾燥させます。
よく乾燥したら、さやから白花豆を取り出します。
豆も更によく乾燥させます。
投稿者プロフィール
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株式会社FF工房 sole tokachi(ソーレ・トカチ)
FarmerとFishermanが肩を組み、自らが育む1次産品の美味しさを多くの方に伝えていきたい。
そんな思いを込めたFF工房を、浦幌の若手農家が漁師等地域の方々に協力いただきながら設立。
十勝浦幌発農業生産者によるD2Cブランドsole tokachi。
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