白花豆の栄養
白花豆の栄養
白花豆はメキシコ原産で、日本では明治時代から食用になりました。
豆類は高タンパクで栄養価が高いことで知られていますが、白花豆もやはり栄養価が高いことで知られています。
また、白花豆はタンパク質だけでなく、その他の栄養にも優れています。
鉄分
白花豆は鉄分を豊富に含んでいます。
白花豆の鉄分は、ほうれん草の3倍もあります。
カルシウム
白花豆は、日本人に不足しがちなカルシウムも多く含んでいます。
食物繊維
白花豆は食物繊維も豊富に含んでいるので、腸内環境を整える優れた働きをします。
マグネシウム
酵素の働きを助けるマグネシウムも豊富に含んでいます。
白花豆が身体に良い理由
では、白花豆のこれらの栄養には、どのような効能があるのでしょうか。
詳しく見ていきたいと思います。
鉄分
鉄分は、貧血を防ぐことで有名ですね。
特に女性には必要な栄養です。
血液中の赤血球の成分の99%はヘモグロビンで、ヘモグロビンは鉄分とタンパク質から出来ています。
ヘモグロビンの中の鉄分は、酵素を使ってのエネルギー代謝に使われます。
また、呼吸、DNAの合成・修復、肝臓の解毒作用にも関わっています。
白花豆の鉄分を効率よく摂取する為には、ビタミンCと一緒に食べることがお薦めです。ビタミンCを多く含む食品は、ブロッコリーやじゃがいも、また果物ではみかんやいちごです。
逆に、緑茶、コーヒー、紅茶に含まれるタンニンは鉄分の吸収を抑制するので、食事中は飲むのを避け、白花豆を食べた2~3時間後に飲むようにしましょう。
カルシウム
カルシウムは、骨や歯を構成する大事な栄養です。
また、一部は血液中に含まれて凝固作用を促して出血を予防します。
カルシウムが足りないと骨の成長が不十分になったり、骨粗鬆症の原因となったりしてしまいます。
欧米人に比べて乳製品を摂ることが少ない日本人は、白花豆でカルシウムを摂ることを心掛けたいですね。
食物繊維
食物繊維は小腸では消化・吸収されずに大腸に届きます。
大腸では、食物繊維は腸内環境を整えたり便秘を防いだりします。
他にも血糖値の上昇を抑制する、血液中のコレステロール値を下げる等の働きをしてくれます。
現在、成人病予防の観点からも注目されている食物繊維。
白花豆はゴボウの2倍の食物繊維を含んでいます。積極的に食卓に乗せたいものです。
マグネシウム
マグネシウムは全身の細胞や骨の中に存在しています。
その働きは、タンパク質の合成、神経伝達の制御、心機能の維持、筋収縮、血圧調整、と多岐にわたっています。
それだけに、マグネシウムの欠乏は骨粗鬆症、心疾患、筋肉のけいれん、神経・精神疾患、不整脈を引き起こしてしまいます。
日本人はマグネシウム不足も指摘されていますから、白花豆を摂ることで健康を保ちましょう。
投稿者プロフィール
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株式会社FF工房 sole tokachi(ソーレ・トカチ)
FarmerとFishermanが肩を組み、自らが育む1次産品の美味しさを多くの方に伝えていきたい。
そんな思いを込めたFF工房を、浦幌の若手農家が漁師等地域の方々に協力いただきながら設立。
十勝浦幌発農業生産者によるD2Cブランドsole tokachi。
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