じゃがいものレッドムーンの特徴と美味しい食べ方・保存方法
目次
じゃがいものレッドムーンの特徴と美味しい食べ方・保存方法
レッドムーンとは
レッドムーンとは、その名の通り鮮やかな赤色の皮を持つ特徴的なじゃがいもです。
メークインのような楕円形をしており、赤色の皮の中身は黄色っぽく、さつまいものような色合いです。
ねっとりとした食感と甘みで、煮崩れしにくく、煮込み料理に最適です。通常のじゃがいもと比較すると、より芋本来の甘さとコクが感じられます。
レッドムーンの特徴
起源と歴史
レッドムーンは、アメリカで栽培されていた品種から作られたものであり、「株式会社サカタのタネ」が開発し、1988年に品種登録に出願され、1991年に登録されました。
出願時は「レッドエコー」という名前で、「紅メークイン」や「紅じゃがいも」と呼ばれることもあります。レッドムーンは、手堀りで収穫するのが基本の大量生産に向いていない品種で、家庭菜園や小規模農園で作られることが多く、市場に出回る量はあまり多くありません。
レッドムーンの産地
レッドムーンは、その気候や土壌がじゃがいもの栽培に適している北海道が主な生産地ですが、他に沖縄県でも生産されています。
植え付けは、温暖地で2月下旬~3月下旬、寒冷地で3月下旬~5月上旬に行います。収穫時期は7~8月で、家庭菜園に向いている品種なので、ホームセンターで種芋を販売しているところがあります。
レッドムーンの美味しい食べ方
レッドムーンのおすすめレシピ
レッドムーンは、加熱することで中の黄色が濃くなります。また、レッドムーンは加熱することでねっとりとした食感と甘みを味わえます。
レッドムーンのポテトサラダ
ポテトサラダは、レッドムーンの甘みとコクを堪能できる最適な料理の一つです。マヨネーズやお好みのハーブ、塩胡椒でシンプルに味付けをします。彩りを加えるためににんじんやハム、きゅうり等の具を加えると、一層美味しそうなポテトサラダの完成です。
レッドムーンのじゃがバター
じゃがバターもまた、レッドムーンの特性を活かせる絶品料理です。レッドムーンを皮付きのまま蒸した後、半分に切ってバターをのせます。バターがじゅわっと溶け出し、レッドムーンの甘みと絡み合う様子は、食欲をそそること間違いなしです。
レッドムーンのフライドポテト
レッドムーンはねっとりとした食感が特徴なので、ほくほく感のある芋とはまた違ったフライドポテトが楽しめます。また皮付きの状態で作ると、赤い皮と黄色の中身のコントラストでおしゃれに仕上がります。
レッドムーンの保存方法
レッドムーンの保存時に注意したいのは、傷んだじゃがいもと一緒に保存しないことです。傷んだじゃがいもからはエチレンガスが発生し、これが他のじゃがいもに影響を与えてしまいます。
そのため、購入時や保存時には傷んでいないか、特に表面に黒い斑点やカビがないかを確認してください。また、芽が出ているじゃがいももエチレンガスを多く発生させるため、芽が出ているものは早めに使い切る、あるいは芽を取り除いてから保存すると良いでしょう。
保存方法は、一般的なじゃがいもと同じで、冷蔵庫で保存する場合は新聞紙などで包んで保存袋に入れましょう。冷凍の場合は、ひとつひとつラップで包み冷凍します。使う用途に合わせてカットし、少し固めに茹でてから冷凍すると調理しやすくなります。
まとめ
この記事で紹介した通り、レッドムーンは美味しくて、魅力たっぷりのじゃがいもです。特徴的な甘さと旨味、そしてなんといっても鮮やかな赤い皮が特長的。
レッドムーンのポテトサラダやじゃがバターなど、普段の料理に一工夫加えてみてはいかがでしょうか。
以上がレッドムーンの特徴と楽しみ方についてのまとめです。レッドムーンを取り入れたじゃがいもレシピで、日々の食卓がもっと豊かで楽しいものになることを願っています。
投稿者プロフィール
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株式会社FF工房 sole tokachi(ソーレ・トカチ)
FarmerとFishermanが肩を組み、自らが育む1次産品の美味しさを多くの方に伝えていきたい。
そんな思いを込めたFF工房を、浦幌の若手農家が漁師等地域の方々に協力いただきながら設立。
十勝浦幌発農業生産者によるD2Cブランドsole tokachi。
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