農家が教えるじゃがいもの美味しさを保つ保存方法!冷凍する方法も解説
目次
農家が教えるじゃがいもの美味しさを保つ保存方法!冷凍する方法も解説
じゃがいもの保存方法について
美味しいじゃがいもは、保存方法によって味や食感が変わってしまうことがあります。
そこで、農家の方々に聞いた、じゃがいもを美味しく保存するための方法をご紹介します。
また、じゃがいもの保存期間を延ばす方法や、冷凍保存もできる方法についても解説します。
保存方法で変わる!農家が教えるじゃがいもの美味しさを保つ方法
農家が実践する、じゃがいもの美味しさを保つ保存方法をご紹介します。
まず、じゃがいもを保存する場所は冷暗所が最適です。冷蔵庫は温度が低すぎるため、じゃがいもが甘みを増す過程ででんぷん質が糖化してしまい、風味が損なわれてしまいます。
おすすめはじゃがいもを1つずつ新聞紙で包んで冷暗所で保管することです。
また、じゃがいもは日光に当たると緑色のシュートが出現することがありますが、このシュートには有毒物質が含まれるため、食べる前に取り除く必要があります。
次に、じゃがいもを保存する容器についてですが、通気性が良く、湿気を逃がしやすいものが望ましいです。例えば、網目の入ったバスケットや、新聞紙でくるんだ段ボール箱がおすすめです。
また、一度に大量のじゃがいもを買い込んだ場合は、保管場所を分散させると良いでしょう。
なぜなら、じゃがいもは隣り合ったもの同士で湿気を共有し、腐りやすくなるからです。
以上のように、じゃがいもを美味しく保つためには、冷暗所で湿気を逃がし、通気性の良い容器で保管することが大切です。
じゃがいもの日持ちはどのくらい?保存期間を延ばすため保存方法
じゃがいもの常温での日持ちはおよそ2ヶ月、冷蔵庫での保存期間は約1か月、冷凍での保存期間は2~3週間程度となっています。
保存期間を延ばすためのじゃがいもの保存方法には、どのように保存するかによっても異なります。常温保存、冷蔵保存、冷凍保存など、それぞれに適した保存方法があります。
まず常温保存についてですが、じゃがいもを長期間保存する場合は室温よりも低い温度で保存することが大切です。
また、日の当たらない風通しの良い場所で保存すると、じゃがいもが腐らずに長期間保存することができます。冬の間は屋外でも大丈夫ですが、夏場は室内での保存が望ましいです。
次に冷蔵保存についてですが、じゃがいもは低温多湿の環境で保存すると、芽が出てしまったり腐ってしまう場合があります。しかし、常温保存よりは長期間保存することができます。冷蔵庫に入れる場合は、ビニール袋などに入れて保存すると湿度が高くなりすぎないようになります。
ただし、冷蔵保存するとじゃがいもが甘みを失ってしまうため、できるだけ早めに調理することをおすすめします。
最後に冷凍保存についてですが、じゃがいもは凍らせることができますが、保存する前に皮をむいてから凍らせることが重要です。
皮をつけたまま冷凍すると、皮の下に空気が入っているため、品質が劣化してしまいます。また、凍らせたじゃがいもを使う場合は、一度解凍してから調理することをおすすめします。
切ったじゃがいもの保存方法
じゃがいもを切った後、どのように保存していますか?実は適切な保存方法を知らないと、じゃがいもはすぐに色が変わってしまいますので切ったじゃがいもの保存方法を紹介します。
じゃがいもを切った後、すぐに使わない場合は必ず水に浸して保存しましょう。これはじゃがいもの中に含まれるチロシンが空気に触れると酸化し変色するのを防ぐためです。
保存容器はじゃがいもの香りが他の食材に移らないように、また反対に他の食材の香りがじゃがいもに移らないようにするため、密閉性のある容器を使うと良いでしょう。
切ったじゃがいもを冷蔵庫で保存する期間は1~2日程度が目安となります。それ以上保存してしまうと、じゃがいもが持つ旨味が失われる可能性がありますので、切った後はなるべく早く使うようにしましょう。
じゃがいもは冷凍保存できる?じゃがいもを冷凍する方法とは
じゃがいもは、保存方法によっては長期間保存ができますが、冷凍保存を行うことで、更に長期間保存することが可能です。じゃがいもをそのまま冷凍保存すると
じゃがいもの風味や食感を損ってしまいますのでマッシュポテトにして冷凍保存します。
じゃがいもは皮をむいた後、適当な大きさに切ってから、しっかりと水洗いをしましょう。洗ったあとは、電子レンジであたため、そのあとつぶしてマッシュポテトにします。
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次に、マッシュポテトを小分けにしてラップで包んで冷凍します。
じゃがいもを切って耐熱容器に入れて水を少し入れて電子レンジへ。
温めたらマッシャーでつぶしてマッシュポテトに。
小分けにしてラップに包みます。
さめてから冷凍保存袋に入れて冷凍庫へ。
冷凍保存する際には、冷凍庫の温度が-18℃以下であることを確認しましょう。保存期間は、約2~3週間程度が目安です。また、解凍する際には、冷凍したまま電子レンジで加熱すると、じゃがいもが破裂することがあるため、解凍後に加熱するようにしましょう。
保存場所の選び方
じゃがいもの保存には、保存場所の選び方が重要です。保存場所を間違えると、じゃがいもが腐ってしまったり、芽が出てしまったりすることがあります。
ここでは、室内と屋外のどちらが良いのか、また、冬と夏で変わる保存場所について解説します。
室内、屋外どちらが良い?
じゃがいもの保存場所として、室内と屋外の2つがあります。室内は温度が一定しており、湿度も調整しやすいため、保存に適しています。しかし、室内の場合、風通しが悪く、じゃがいもが腐りやすくなるため、風通しを良くすることが大切です。
一方、屋外の場合、風通しが良く、湿度も自然に調整されます。また、冬場には冷蔵庫並みに冷える場合もあるため、じゃがいもの保存には適した場所と言えます。
ただし、屋外の場合は、日光や雨風に直接さらされると、じゃがいもが傷ついたり、芽が出たりすることがあるので、風通しの良い場所に保管するようにしましょう。
冬と夏で変わる保存場所
保存場所は、季節によっても変わってきます。冬場は、屋外が保存に適していますが、夏場は室内に保存するのが適しています。夏場は高温多湿になりやすく、じゃがいもが傷みやすくなるため、風通しの良い室内で保存することがおすすめです。
また、夏場に屋外で保存する場合は、風通しの良い場所に置き、日光や雨風を避けるようにしましょう。冬場でも室内で保存する場合は、湿度を調整するために、除湿剤を使用するなど工夫する必要があります。
以上が、じゃがいもの保存場所の選び方についての解説です。保存場所を適切に選ぶことで、美味しいじゃがいもを長期間楽しむことができます。
保存に必要な温度と湿度
じゃがいもの保存には適切な温度と湿度が必要です。間違った保存方法をすると、じゃがいもが傷み、腐ってしまうことがあります。ここでは、じゃがいもを美味しく保存するために必要な温度と湿度について解説します。
じゃがいもの保存に最適な温度と湿度とは?
じゃがいもを保存する温度は、4℃~10℃程度が最適です。高温になるとじゃがいもの中にある水分が蒸発し、乾燥してしまうことがあります。
また、低温になりすぎると、じゃがいもの中にでんぷんが変化し、甘みが失われることがあります。湿度については、60%~70%程度が最適です。湿度が高くなりすぎると、じゃがいもが傷みやすくなります。
温度と湿度のバランスを考えた保存方法
じゃがいもを保存する際には、温度と湿度のバランスを考えた保存方法が重要です。
じゃがいもを冷蔵庫に保存する場合は、袋に入れて保管し、湿気を取り除くためにキッチンペーパーを敷くなどの工夫が必要です。また、じゃがいもを室温で保存する場合は、風通しの良い場所に置くことが大切です。湿度が高い場合は、定期的に水分を拭き取り、湿気を取り除くようにしましょう。
以上、じゃがいもを美味しく保存するために必要な温度と湿度について紹介しました。保存方法を間違えないように、適切な温度と湿度を保って、美味しいじゃがいもを保存しましょう。
じゃがいもの芽の発生を防ぐ方法
じゃがいもを保存していると、芽が出てしまった経験はありませんか?芽が出ると、食感が悪くなったり、風味が落ちたりするだけでなく、芽には毒性があるので注意が必要です。芽の発生を防ぐ方法について、ご紹介します。
芽が出たじゃがいもの保存方法
じゃがいもに芽が出てしまった場合は、なるべく早く使用することが大切です。また、芽を取り除く際は、芽の部分を深く切り取り、周囲をよく洗ってから使用するようにしましょう。
芽を出さないための保存方法
じゃがいもを芽が出ないように保存するには、まず温度管理が重要です。じゃがいもは、10℃~15℃程度の涼しい場所で保存することが適しています。
また、湿度が高い場所では芽が出やすいため、湿気の少ない場所に保存することも大切です。保存する際は、風通しの良い場所に置くようにしましょう。
さらに、じゃがいもを保存する前に、傷や汚れをしっかり落としてから保存することもポイントです。傷ついた部分や汚れた部分は、水分がたまりやすく芽を出しやすくなってしまいます。
芽が出てしまったじゃがいもを使用する際には、芽を十分に取り除いてから使用することが大切です。また、芽が出ないように保存方法に気を配ることで、美味しくて安全なじゃがいもを長期間楽しむことができます。
保存に便利なアイテム
じゃがいもを長期保存するには、適切な保存方法が必要ですが、保存に便利なアイテムを使うことで、さらに効率的に保存することができます。今回は、新聞紙以外でできるじゃがいもの保存方法と、保存に便利なアイテムを紹介します。
新聞紙以外でできるじゃがいもの保存方法
新聞紙は、じゃがいもを乾燥させることができ、芽の発生を抑えることができるため、じゃがいもの保存にはよく使われます。
しかし、新聞紙以外にも、保存に便利なアイテムがあります。例えば、竹炭や木炭は、じゃがいもの水分を調整し、芽の発生を防ぐことができます。
また、ジッパー付きの保存袋を使うことで、じゃがいもを簡単に取り出すことができます。
保存に便利なアイテム紹介
保存に便利なアイテムとして、プラスチック製の保存容器があります。保存容器には、密封性が高く、風通しがよくない場所でもじゃがいもを保存することができます。
また、自動湿度調整機能がついているものもあり、じゃがいもの水分を調整し、芽の発生を抑えることができます。
他にも、土を入れた籠や竹かごを使うことで、風通しがよく、湿度も適切に調整され、じゃがいもを長期保存することができます。
以上、じゃがいもの保存に便利なアイテムについて紹介しました。適切な保存方法と、保存に便利なアイテムを使うことで、おいしいじゃがいもを長期保存することができます。
投稿者プロフィール
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株式会社FF工房 sole tokachi(ソーレ・トカチ)
FarmerとFishermanが肩を組み、自らが育む1次産品の美味しさを多くの方に伝えていきたい。
そんな思いを込めたFF工房を、浦幌の若手農家が漁師等地域の方々に協力いただきながら設立。
十勝浦幌発農業生産者によるD2Cブランドsole tokachi。
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